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ブログは【広告ビジネス】となり得るか

今日はWeb広告の手法としての『ブログ』のあり方について書いてみようと思う。



「広告?ブログは日記でしょ?」



なんて言ってちゃもう遅い。



私達ブロガーが作り上げてきた『ブログ』というインターネットの中のメディアは、

大なり小なりの『コミュニティ』となって、外のリアルな世界に影響を与えはじめている。



ブログが持つ力は、もうそこまで大きくなっているのだ。





広告と言っても、ページの横っちょにあるアドスペースの事を指しているのではない。

アメブロを提供するCyber Agentは広告会社なのである。広告貼付けるのは当たり前。

しかも大して上手く機能していないようである(ちなみに私のページの広告はちっとも内容と連動出来ていない)から、取り上げるほどでもないと思う。



私が言う「広告」というのは、ブログ自体の事。

ブログの双方向性・親密性・個人力・伝達力の早さ・バイラル効果・・・そういったものに「広告メディア」としての価値があるということである。






個人の情報発信基地であった『ブログ』がいつの間にか力を持ちはじめた。

インターネットによって誰もが発信者となり得る土壌が、個人のメディア化を促したのだろう。



一方本場アメリカではブロガーがホワイトハウスの定例記者会見に出席し、話題になった。

まさにブログがジャーナリズムであると認められた事の証ではないか。





・・・そこに、目を付けないものはいないだろう。





「ブログをマーケティングに活用出来はしないか」

「ブログは新たな広告のマーケットになるのではないか」






ブログはビジネスツールとして一気に注目されるようになる。

広告出稿による商品のブランディングだけでなく、ブログを会社の広報ツールとして活用することで企業側はテレビCM・DM等では得られなかったインタラクティブ性、親密性、消費者とのコミュニケーションを手にする事が可能になった。

その記念碑的ケースである日産TIIDA BLOG
、また社長自らが語る社長ブログ(ライブドア堀江・CA藤田他)は反響を呼んだ。





インターネットは、広告を通して商品のブランディングから消費者のエモーションを喚起させ、購買に至るまでを一貫して行動させることが可能な「場」である。

Webサイト・ブログ・SNS(mixi・GREE等)・アフィリエイト、これらのツールは上手く使えば強力なビジネスツールとなり得るだろう。

すでに個人がアフィリエイトサイトを運営したり、企業から何らかの対価を得てそれをインセンティブとしてしている現状が存在する。





けれど、私達は今冷静に判断すべき立場にある。





これらのコミュニティは人が作り上げるものである。

コミュニティ的な要素は、コントロールすることが困難である場合が多い。

そこにビジネスという外からの力が入る事で均衡は崩れかねない。

公平な意見と、ビジネスという皮をかぶった意見が混在するコミュニティが出来上がれば、私達はそれをすんなり受け入れることが出来るだろうか。

アメリカではブログを使ったやらせキャンペーンが糾弾される問題も起きている。



私はWeb広告に可能性を感じるとともに、使い方を誤れば暴発を起こしてしまうピストルのような気もしている。

銃口から手品のように万国旗が出るか花が出るか。

それともピストルを構えた本人を傷付けるか・・・



誰もが発信者となりうる今、そこをよく考えて行動しなければならないのではないだろうか。



ただ、私が以前書いたLIFE CARDのCMの記事のように、個人の感想が感想を呼び、それが伝播していくといった広告効果についてはブログの可能性として期待している。

こういう情報の伝達力こそブログの持ち味!ビジネスに取り入れるならば、広告の訴求効果を想定したプロモーションをして欲しいと思う。



関連記事およびトラックバック先

CNET JAPAN【ブログで衝突するビジネスとフェアネスのゆくえ】

どうする、オダギリ?

最近、CMを見てて多いと思いませんか?



「続きはWebで!」



っていうの。

どうやら今、クロスメディア広告のネットシネマがアツイらすぃ!

今までにも柴崎コウ出演のシャンプーのCMだったり、触りの部分をCMで見せて本編をネットで見てね~的なのがあって結構話題になってましたよね。



最近やたら多くなってきた中で、今いっちゃんオモロイのが オダギリジョーが出演しているLife CardのCM!!



「カードの切り方が 人生だ」

男だったらマジで悩んでしまうだろうシチュエーションでのカードの切り方(行動)が、その後の人生を左右しちゃう悩ましいCMです。



あなたなら、どれを選ぶ?

ってな感じでWebを見させる手法はなかなか上手い! てか、ストーリーもおもろいしね。

人生のカードとライフカード(クレカ)を掛け合わしたのがベタベタ(安田大サーカスw)なんやけど、ストレートで好き。



現在放送中の【出会い編】では、会社の重役の娘(びみょー)と出会ったオダギリが、彼女の積極的なアタックに対してどう対処するか迷うというストーリー。



『打算』『男気』『調整』『本音』



ここで重役の娘狙って出世を選ぶか。

それとも・・・



あなたなら、どうする?(私は案外『本音』かもw)

flash見れるよ⇒ライフカード


※CMでは4枚のカードを選ぶところで終わるんだけど、その続きをHPで見れる仕組みになっています。4枚それぞれのストーリーがあるのがスゴイ!結構手間(金も)かかってんな~。

流星ワゴンを読んでみた

流星ワゴン




流星ワゴン



彼氏が貸してくれたんで、東京行った日の移動中に読みました。

500ページ弱もあるのにすごく読みやすくて、スッて入ってくる感覚。

久しぶりに一気に読んでしまった。



「家族」「夫婦」「親子」。

そういうものに対してとても誠実で、残酷で。

でも、胸をくすぐられるような優しさに満ちている作品だと思う。



もしも自分が父親だったり、息子だったりしたら、

もっと違う感覚で読めたんじゃないかな、とも思う。





 今夜、死んでしまいたい。



 もしもあなたがそう思っているなら、あなたの住んでいる街の、最終電車が出たあとの駅前にたたずんでみるといい。




作者はこう呼びかける。

橋本さんと健太くんの乗ったオデッセイが、私を不思議な「やり直し」の世界へと連れてゆく。



 あなたが魔法を信じるのなら、もしかしたら、橋本さんたちに出会うかもしれない。

サイテーの現実にうんざりして、もう死んだっていいやと思っているとき、不意に目の前にワインカラーのオデッセイが現れたら、それが橋本さんの車だ。



 乗り込めばいい。



 あなたにとってたいせつな場所に連れていってもらえばいい。




あなたも、橋本さんの流星ワゴンに乗ってみませんか?



きっと、あたたかい愛情がこころを満たしてくれるはずです。

のだめカンタービレ♪

のだめ

「ダ・ヴィンチ」の特集に続き、色々なメディアで取り上げられたこのマンガ。
音大に通う主人公、野田恵(通称のだめ)ちゃんの魅力に私、ノックアウトされっぱなしです。

東京行くといつもネカフェで時間つぶすんやけど、その度にこれ読んでるわぁw
あまりに心酔し過ぎて最近のだめ化してきたらしく、よく

「ぎゃぼ~!!」
って奇声発するようになりました、あはは。
笑い事ちゃうけど OTZ
でも、ほんまにおもろいしオススメ!
クラシック好きな人も、そうでない人も一回読んでみて。ハマるから(/・O・)

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関西のオススメのお店

極楽とんぼのフォアグラ屋
住所 京都市中京区河原町通三条上ル恵比寿町534-4
電話番号 075-213-2404

●おすすめメニュー●
・フォアグラ陶板焼きセット     1,800円 (フォアグラ陶板焼き、サラダ、ピラフ、スープ)

営業時間 17:30~0:30
定休日 月曜

最近よく雑誌でも取り上げられているみたいです☆
私は知らずに、看板見て入ったんやけどめっちゃ良いお店でした。
店内はそんなに広くはないんだけど、すごく落ち着ける雰囲気でほっこり。
シェフ(店長さん?)がええひと~って感じで、なんか和みます。

そして、おすすめメニューは何と言っても『フォアグラの陶板焼き』!!
ぶあつくて、肉汁たぁ~~っぷりのフォアグラのソテーは食べなきゃ損!
フォアグラをぺろりと平らげた次は、同じ陶板で作るフォアグラピラフ。
フォアグラの油とソースで出来たおこげがうまいのなんのって・・・・( ̄¬ ̄*)
※フォアグラ食べるときにはソースを残しておくように!全部飲んだらあかんで~。そうじゃなきゃピラフがふぬけになってまうから

これで1800円は絶対食べる価値あり。
京都のごはん屋さんにマンネリを感じてきたら、一度行ってみて下さいな。

第3回 東京インタラクティブ・アド・アワード

今回から、ちょこっとずつWeb広告について書いていこうと思います。

Web以外の広告についても気が付いたら書いていこうかな。

気になったWeb広告・ネットについての話題を取り上げるので、

興味のある方はコメント下さい(_ _)勉強させていただきます!



ってことで一回目の記事は

東京インタラクティブ・アド・アワード です。

取り上げるのがちょっと遅くなってしまったのでタイムリーではないんだけど(;´▽`A``



今年で三回目の開催となるこのアワード。

こういう機会が与えられるというのも、やはりインターネットが新出のメディアではなく、第5のマスメディアと呼べる存在になりつつあるという事なのでしょう。



そして今回、応募総数296点の中からグランプリを受賞したのは

『スラムダンク』


未だに根強い人気を誇る、あのマンモスコンテンツの広告。



でも、何で今頃になってスラムダンクが広告を打つのか?



その答え。

それは作者、井上雄彦からの「ありがとう」のメッセージだった。



新聞広告とWebサイトとのメディアミックスもさることながら、

単なる広告として終わらせない、終われない、コンテンツの力。

ブログや雑誌、リアルイベントにまで発展するだけのムーブメントを起こす力に本当に感心させられた。



インターネットは機械的で心がないという人もいるけれど、

インターネットだからこそ、こんな風に「想い」を届ける事が出来る。

ただ売れる広告を作るだけじゃなくて、こういう「想い」を伝えられるものが作れたらなぁって、思う。



部門:インテグレーテッドキャンペーン部門

作品名:スラムダンク

広告主名:井上 雄彦

商品名:スラムダンク

広告会社名:株式会社 電通

制作会社名:株式会社 スプーン

気になる広告


2/26に東京に行ったときに、

「なんだこりゃ?」

と思った貼り広告です。

駅構内で目にしない事はないのでは?

ちちんぷいぷいでも取り上げられたこの広告。

一体、なぁに?





って事で調べると。

正体は検索でおなじみのgooの8周年キャンペーンなのだそうな。



検索のその先をいくgooのサービス、それが教えて!goo

知りたい事を自分の言葉で書き込めば、それに対して誰かが答えてくれるという画期的な検索サービスなのだ\(´▽`*)(*´▽`)/

非常に面白い!!



目にしたら、つい考えちゃうし覚えちゃう。

すごい宣伝効果だと思う。

ポスターは全部で30枚。実際にある質問なのだ。

http://special.goo.ne.jp/campaign/poster/index.html




私が最初に目にした「教えて」が上の画像。

シュビドゥビ~ってところで「ジュディマリのミュージックファイターかな?」

って思ったんだけど、どうやら違ったらしい( ̄ω ̄;)



答えはシスター・スレッジのMAMA NEVER TOLD ME。

これはサイトで解答が出たみたい。なかなかいい曲だった♪



他にもひょんなことからの「ひょん」って何から来ているの?とか

アダルトサイトに知らない間にアクセスしたんだけどお金払わないといけないの?とか

色々面白い「教えて」があるので、「答えてあげよう」って人は是非!助けてあげましょう。

いつでも会える


私には、リュウというペットがいました。

真っ白でまるっこい体をした犬でした。

秋田犬らしくピンと立った耳に、

くるりと巻いた尻尾。

笑われるかもしれませんが、

私が犬の鳴きまねをすると

同じように鳴いて返事をしてくれるのです。



でも、リュウはもういません。



リュウが死んでしまったとき、私はその場にいませんでした。

だから、いなくなった瞬間を知りません。



だから今でも、

本当はいるんじゃないだろうか。

呼んだら出てくるんじゃないだろうか。

と、錯覚する事があります。



そんなときに、この絵本に出会いました。



表紙に書いてあるシロは、リュウとは違って耳が垂れているけれども

なんだか、その瞳が、とても似ていて・・・



私は、自分を重ね合わせて絵本を読みました。

突然いなくなったみきちゃんにリュウを重ねて。



涙があふれて、止まらなかった。



文中でシロは、飼い主のみきちゃんが突然いなくなりこう言います。



どうしてかな。 なんでかな。 みきちゃんが、いなくなった。

ぼくは、いつもさみしくて、 かなしくて、 ふこうだった。

みきちゃんに会いたかった。




突然好きな人がいなくなった。それを理解できないシロ。

どこにいるんだろう、会いたい。そうやって毎日毎日探して、哀しんで。

でもシロは理解する。みきちゃんはいなくなったけれど、でもずっとそばにいて、いつでも会えるって事を。



私もシロみたいに目をつむってみる。

そうしたら、いつでもリュウに会える。

おあずけしたらヨダレたらして、ぷるぷる震えてたリュウにも、

脱走して、明くる日体中どろんこになって帰ってきたリュウにも、

もらってきた時、ひざの上でまぁるくなってたリュウにも・・・

いつでも会える。





なんだか、しんみりしてしまったけれど

私が言いたかった事はひとつです。

もしも大切な何かを、大切な誰かを失ったときには

おもいっきり泣いていいんです。泣いて泣いて、泣きつかれるまで泣いて。

そしたら泣き止んで、もう泣くのはやめて下さい。

涙を拭いて、前を向いて。

時々寂しくなったら、シロのように目をつむってみて。

きっと、分かるはず。




本当に、良い絵本です。私に子供が出来たら読ませてあげたいと思います。

サークル引退

2/4 記
今日は3年間活動したサークルの追い出しコンパでした。
場所は大学近くの焼肉チファジャ
最近ヘビロテ店。もうちょい凝った店にしろよぉ!!って言いたいとこだけどこっちは追い出される身。文句はいいません( ̄ω ̄;)

1回生、2回生、3回生。みんなでこうして飲むのもあとどれくらいあるのかな。
塩タン頬張りながら、ちょっとしんみり。

o(;△;)o

泣いてるんじゃないやぃ!煙が目に染みただけだぃ!!
思わずウーロン一気のみ。

恒例のプレゼント贈呈。
後輩からお風呂セットをもらう。手紙付き。かわいいじゃないの!
頼んない先輩でゴメンネ。
またもやしんみり。
いやいや。泣いてなんかないぞ、ミノが噛み切れないだけだ!
思わずライスを一気食い。

そのあとカラオケ言って、会長だった友達と焼酎呑みながら
「終わっちゃったねぇ~」なんて言ってオレンジレンジ歌う。
ほんと、ごくろうさん。
この一年、色々あったよね。でもウチら、頑張ったよ(*¨)(*..)(*¨)(*..)

なんか、イイ思い出だなー。
なんやかんやあったけど、大学生活で一番時間かけた事だし。
やっぱ、いいね。
3年間、ありがとうでした<(_ _)>

Flipper's Guitar


今日は私の好きな音楽について書こうと思う。



彼等は89年にデビュー。その後たったの3年で解散。

私が彼等を知ったのは高校2年の時。

もう解散して7年が経っていた・・・



彼等の名はフリッパーズギター



小山田圭吾小沢健二がやっていたバンドである。

ピチカートファイブらと並んで元祖渋谷系と言われていた彼等も

今はcornelius,小沢健二として別々に活動している。





私が彼等をどこで知ったのか。

それは、音楽雑誌PATI-PATIの「伝説のバンド特集」という記事だった。

上の画像。牛の着ぐるみで座っている二人。

こいつらのどこが伝説のバンドなんや?と、思った。正直。

でも、小沢健二は知ってたし、小学生の頃は結構スキだった。



「オザケンの昔やってたバンドか~なんかいいんちゃう。聞いてみよか」



くらいのもんだったと思う。はじめの印象は。

早速翌日買いに行って、聞いてみると・・・スゴイ!

大げさだけど、スゴかった。昔の曲なのにすごく新鮮だった。



それまでネオアコとか、ギタポとかにまったく興味がなくて

はっきり言ってコムロ系とかその時流行ってたのしか聞いてなかったし、

洋楽にも詳しくなかった私には、拙いながらも英語で歌うフリッパーズは衝撃だった。



そのアルバムは『海へ行くつもりじゃなかった』(邦題をThree cheers for oursideという)で、彼等(当時は5人組)のデビューアルバムだった。

一曲目の「Hello」から最後の「Red Flag on the Gondola」まで、すべて英詩。

アコースティックギターのポップで軽やかな演奏に、小山田圭吾のボーカルが見事なまでにハマっている。若くて瑞々しい。今聞いても、やっぱり新鮮。

でも、色々な音楽を聴いている人にとっては、頼りないのかもしれない。

私は反対に、その頼りのなさが良さであるとも思っているけれど。



フリッパーズの原点はやはり、このアルバムなのである。



※ちなみに、彼等の「恋とマシンガン」(Young,Alive,in Love)という曲が日産MARCHのCMで起用されています。ダバダバダバダバ~♪



視聴はこちらからhttp://www.tsutaya.co.jp/item/music/view_m.zhtml?pdid=20001018

本とカクテル


実は私、結構感化されやすい人間なんです。

小説を読んで、その中に出てくる言葉や食べ物や、主人公の生活なんかに憧れたりして真似してみたくなる事がよくあって。

写真のカクテル、ブラックルシアンもそのうちのひとつ。

これは『きらきらひかる』という小説のP48に登場するのですが、ブラックルシアンというカクテル名では出ていません。こんな風に書かれています。



私はグラスに氷をいれ、ウォッカをどぼどぼっとついで、カルーアをまぜた。

この、とろっと黒い液体は、まるで毒薬みたいで今の気分にぴったりだ。




このくだりを読んで、「飲みたい!」って思いましたね。その後お酒好きの友人に聞いたところこのカクテルがブラックルシアンだと分かったので、それからはたま~にバーなんかで頼んでいます。

但し、口当たりがイイ割にアルコール度数は高いのですぐ酔っちゃいますが(´・ω・`)



私の江國作品にもっているイメージは、食べもの・音の描写がとても上手い。というもので、世間的には恋愛小説家として認知されているけれども、私の中ではある意味“グルメ小説家”だったりします。

小説を読んでいて、そういう描写を発見するとちょっと嬉しくなっちゃうんですよね~



カクテルレシピ・画像の参考→http://www.suntory.co.jp/cgi-bin/wnb/bookc.pl